おもてなしを愉しむ
あ
少しのゆとりがあると、お客様を稚宅にお招きしたくなる。
昨晩もそんなひとときでした。
お迎えするお友達を想いながら
いつもよりも心をこめて掃除をして
お迎え花を活けて
しつらえに手をいれて
お料理にお酒を合わせたりと
心ばかりの「おもてなし」をすることが
とても愉しいのです。
いつもの空間が凛とした空気を纏うことも…
そんな空間でのおしゃべりはいつもとは違った表情をみせてくれます。
こういう時間を持てることが人生の豊かさではないでしょうか?
あ
少しのゆとりがあると、お客様を稚宅にお招きしたくなる。
昨晩もそんなひとときでした。
お迎えするお友達を想いながら
いつもよりも心をこめて掃除をして
お迎え花を活けて
しつらえに手をいれて
お料理にお酒を合わせたりと
心ばかりの「おもてなし」をすることが
とても愉しいのです。
いつもの空間が凛とした空気を纏うことも…
そんな空間でのおしゃべりはいつもとは違った表情をみせてくれます。
こういう時間を持てることが人生の豊かさではないでしょうか?
あ
清家清「斎藤助教授の家」の原寸大模型を見るために
東京国立近代美術館の「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展に行ってきました。
戦後の荒廃した日本。
否応なしにアメリカ文化が日本に押し寄せ、古き良き日本が失われてゆく。
そんな中、西洋の合理主義を取り入れつつ、
かつての日本文化を取り戻そうとした建築家。
それが清家清という建築家だと思います。
秦錫工房のサイトからの引用
錫は、非常に軟らかく、水に錆びず、表面は長い年月の経過と共に酸化変色をし、その古色はより一層趣を増します。
耐蝕性に優れ、またイオン効果が高く、古来より花器は花持ちが良く、酒器は酒の味がまろやかになると云われています。(厳密には、若干酒の味も変化します。)
現在でも皇室では、錫製の酒器(徳利など)に日本酒を注ぎ少し寝かせてからお飲みになっているそうです。熱伝導率が高く保温性も優れているため、早く燗がつき冷酒も涼やかに引き立ちます。
又、年月の経過と共に変わる酸化変色による古色はより錫の質感を高め、使い込むほどにを増していきます。
グロピウスと親交のあった篠田桃紅さんの本の中で、彼女がグロピウス邸招かれた際の照明についてのくだりが面白かった。
「ペンダントライトで丸いテーブルの面だけを照らして
椅子に腰掛けている我々はほんのり明るいだけ
だから食事して話すことが気楽なの
食べている口元など明るくしない。」
家具のショールームへお客様のご案内が数日続きました。
実際の座り心地や肌触り、スケール感を体感して頂くにはご一緒頂くのが一番。
ご一緒させて頂く中で、お客様がよくおっしゃることがあります。
「自分で見に来た時と、天野さんと一緒の今回では家具の見え方が違います。」
「前回は、迷いに迷って決められずに、疲れてしまって帰宅しました!」
「一緒に見てもらうと、何が必要なのかがみえてきます」
そうなんです。
まずは、全体のイメージを捉えて、細部にという基本的な流れを大切にすることで
随分と違ってくると思います。
それと、色の属性を感覚的に見分けられると、部屋の印象が自分のイメージしたものに
なっていくと思います。
お客様とご一緒するといろんなお話ができるので毎回とても楽しみなのです。
あ
谷崎潤一郎氏は「陰翳礼賛」の中で
「美は物体にあるのではなく、物体と物体の作り出す陰翳のあや、
明暗にある」といっています。
秋の夜長
部屋の隅々まで光を届かせる日常から離れ
キャンドルを灯し
陰翳の生み出す美を感じてみていはいかがでしょうか?
温もりのあるやわらかな光を感じるのもまた趣があります。
あ
あ
あ