4月 302014
シェ・パブロのピペラートとエスペレットの唐辛子
Chez Pablo
サン・ジャン・ド・リュズにある家族経営のレストラン『シェ・パブロ』。
奥様の作るバスク地方の郷土料理と陽気なパブロさんが作る和気藹々とした店の雰囲気が人気の繁盛店です。
パブロさん、決して押しつけがましくないのに、彼がコンダクターとなって、気が付くと他の客達と一緒に笑ったり、話したり、
店内に一体感が生まれて、温かい雰囲気にほっこりとしました。
ここで頂いたのが、バスク地方の郷土料理として有名な『ピペラート(Pipérade)』。
玉ねぎとトマト、そしてバスク地方特産のパプリカだけで作ったラタトゥユに、
ピマン・デスペレッド(エスペレット村の唐辛子)という辛みも香りもまろやかな唐辛子パウダーをふり、
バイヨンヌ産生ハムをのせて、溶き卵を流して半熟に仕上げたものです。
野菜の優しい味わいと、柔らかいパプリカの香り、
ふわっと半熟に火を入れた卵の食感とまろやかさ、
そしてコクのある味わいの生ハムのアクセント。
異国の料理ながら、どこかホっと落ち着く味わいです。
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