4月 282014
 
色彩のバランスが素敵なバスク地方の町 サン・ジャン・ド・リュズ
Saint Jean de Luz

 

美しい海バスクを象徴する港町サン・ジャン・ド・リュズを訪ねました。
古くから漁業で栄えたフランス側バスク地方の町です。
くねくねとした細い路地が多く、
その路地には、カフェやレストランの椅子やテーブルが並んでいるのですが
このテーブルを覆うバスクリネンの明るく爽やかで元気なカラーがそれぞれセンス良く
白壁と赤と緑の鎧戸のバスク様式の街並ともマッチしていて素敵な町です。

 

昼食を頂いたレストラン『シェ・パブロ』についてはこちらから

 

白い壁に赤い鎧戸で統一されたバスク様式の街並み。

 

創業350年のマカロン専門店『メゾンアダム』。何故か、2階のファサードには、深紅の唐辛子が白壁を埋め尽くすように飾られています。

 

ルイ14世の成婚の際に献上されたと言われるマカロンは、今でも当時と同じレシピで作られいるそうです。

 

無駄のないシンプルなパッケージ

 

バレンシアのアーモンドと粉と砂糖を練り込んで、しっとりと焼き上げたもの。噛むとネチッと歯にとどまり、もっちりと口の中にアーモンドの風味が広がります。保存料・着色料一切なしです。

 

ルイ14世の結婚式が行われたサン・ジャン・バティスト教会  (Eglise St-Jean Baptiste) 。三層のバルコニーが特徴のバスク様式の教会です。荘厳さに木の温もりが加わり、ほっとするような優しさが感じられます。30年戦争を戦っていたブランスとスペインが、フランスの勝利によって講和を結び、スペイン王フェリペ4世の娘マリー・テレーズが、ルイ14世に嫁ぐことになったため、スペインとフランス両国の国境近くにあるこの町で婚礼が行われたようです。ヴェルサイユ宮殿を作ったこの王の趣味とはちょっと違っていますが、ご本人はどんな心持ちでこの婚礼に臨んだのでしょうか…。

 

バスクリネンは、17世紀頃に始まり、元々牛の日除け、虫除けに作られたものだそうです。 当時のものは麻製で、丈夫で破れにくいよう、しっかりと厚手に織られています。 また牛の背中を覆っていたため、かなり大判に作られています。 自分の牛を他人のものと区別するため、線の太さや色を変えて、それぞれの模様で判断していました。 7本の線が入っていることも多く、これはバスクが7つの地域の集合体であることを表しているそうです。 スペインの4州とフランスの3州の7州が、一つのバスクであるという民族意識が、「サスピアク・バット」(7つは1つ)というバスク・ナショナリズム運動のスローガンにもなっています。

 

 

 

1884年に設立された古いマルシェ。バスクならではの食材がびっしり詰まっています。

 

 

  •  4月 28, 2014
4月 262014
 
マックス・ボルドー・ワイン・ギャラリーなら10大シャトーを垂直、水平に試飲できる
Max Bordeaux Wine Gallery

ああ

大劇場の広場からすぐ、14 Cours de l’Intendance にある有料で試飲のできるワインショップ。ボトルで購入すると、とても高価な格付けワインを、グラスで気軽に試せるというコンセプトのお店です。いわゆる10大シャトーも、25mlで、20ユーロくらいから試せます。

 

『エノマティックマシーン』。予めの金額をチャージしたカードを入れて、好みのワインと分量を選び、ボタンを押すとワインが注がれる仕組み。ゆっくりと自分の好みのワインを探すことができます。食品用窒素を充填することで、ワインの酸化を防ぎ、それぞれのワインの持つ色、香り、味わいなどの特徴を、開栓後3週間、開けたてのように保つことができるそうです。

 

マルゴーは、2007(カベルネ・ソーヴィニョン75% メルロ20% カベルネ・フランとプティ・ヴェルド5%)と2008(カベルネ・ソーヴィニヨン87%、メルロー10%、カベルネ・フラン1.5%、プティ・ヴェルド1.5%)を試飲。まだまだ飲み頃ではないのでしょうが、雨が多かったという2008年にときめいてしまい、滞在中は、近くを通る度に、このワインを 25mlだけ試飲していました。本当は、グラスに並々と頂いてみたいものですが…。

 

シャトー オーブリオンも2007と2008。

 

 

パヴィヨン・ルージュ 2007

 

トロロン・モンド 2007

  •  4月 26, 2014